お米の最上級ブランドと言えば、魚沼産のコシヒカリですよね。
美味しいとは言われるけれど、いったい他の地域のコシヒカリとの違いは何なのでしょう。
ここでは、魚沼産のコシヒカリの美味しさの秘密についてご紹介します。
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コシヒカリで魚沼産の違いがスゴイ!その秘密は?
私たちが食べている白米は、玄米から胚芽とぬか層を取り除いた胚乳部分です。
魚沼の中山間部で育つコシヒカリは、ぬか層が胚乳に霜降り状態で食い込んでいます。
このぬか層は、うま味のもとになるアミノ酸を多く含んでいるので、白米に精米した後も、白米の中にとどまっているため、魚沼のコシヒカリは、美味しいのです。
また平地よりも山地である魚沼で作られるコシヒカリの方が、焚き上げたときに細胞膜を壊すことなく食感と旨味を保ちます。
焚き上げる際に出る「おねば」というねばり成分にも甘味や旨味がたっぷり含まれ、そのおねばでお米をコーティングするためにより甘さと旨味を強く感じさせます。
デンプン成分のバランスがよく、タンパク質の含有量が少ないために、もちもち感と粘りの強さが、日本人に好まれるバランスになっています。
もちもち感が強いために、冷めても硬くならず、甘味も残るため、お弁当やおにぎりにも適したお米と言えます。
コシヒカリで魚沼産の違いがすごいと言うけど他とどう違う?
コシヒカリブランドの中でも何年も連続し、さらには平成の米騒動の中でも唯一特Aランクを獲得しているのが魚沼産のコシヒカリです。
気候の違い
魚沼が位置する越後平野の盆地にあるために、1日の気温差が大きく、稲の消耗が少ない土地です。デンプンの蓄積条件が良いために大粒の米が育ちます。
稲が育つ期間中の気温が24℃に近いために、デンプンの成分であるアミロースの含有量が低くなり、粘りのある米が出来ます。
水質・水量の違い
豪雪地帯のため、水量豊富です。
透明度の高い、酸素濃度が高く、窒素・リン酸などの有機物の汚染が少ない、良質な水質に恵まれています。
土壌の違い
魚野川、破間川、信濃川の河岸段丘や扇状地に広がる沖積土壌で、火山灰土や黒土が広く分布し、下層には砂レキ層が分布します。
土壌には、窒素共有が少ないため、稲の生育初期の過剰生育が抑制されるため、コシヒカリの栽培にとても適した土壌です。
コシヒカリの魚沼産を作っている地名をおしえて!
魚沼産のコシヒカリは、新潟県の中でも特に、南魚沼市、十日町市、魚沼市、小千谷市、津南町、長岡市(川口)、湯沢町(作付面積順)の5市2町で取れたコシヒカリを指します。
日本穀物検定協会の米食味ランキングで28年連続で「特A」認定を受けている良質米です。
コシヒカリ魚沼産の特徴~ほぼ全国で生産されている!
コシヒカリは福井県と新潟県の農業試験場で共同開発されました。
かつての同県の呼び名である「越国(こしのくに)」に「光り輝く米」という願いをかけて「越光(コシヒカリ)」と命名されました。
コシヒカリは、北海道・青森・沖縄以外の全国で栽培され、米の作付面積では日本全国の1/3以上と人気のブランドです。
コシヒカリからは「あきたこまち」や「ひとめぼれ」などのブランドが品種改良されています。
コシヒカリの特徴は、ふっくらもちもちした粘りと、と強い旨味にあります。
主成分であるデンプンの「アミロース」と「アミロペクチン」のバランスが優れていることからこの特徴が生まれています。
コシヒカリの魚沼産の違いを知って美味しく食べよう!
産地では、新米がとれた時から翌年の春までは、玄米のまま保管され、寒さに耐えて徐々に甘味を増していきます。
春からは気温上昇に対応して、室温15℃、湿度75%の貯蔵庫で保管します。
出荷に際し、夏は精米日から20日、冬は40日までが美味しく食べられる目安とされます。
お米は、精米後は酸化が進み、食味が落ちるのが早くなります。
究極の魚沼産コシヒカリを食べるには、鮮度のよい、精米したての産地直送のお米をお取り寄せするか、現地に食べに行くのが一番のようです。
「産地から直接買い付ける」
・十日町の生産店舗から送ってもらう
・JAみなみ魚沼オンラインショップ
JAみなみ魚沼 公式オンラインショップ (uonuma-komeshop.jp)
・楽天市場で人気のお店から取り寄せる
>>コシヒカリ【5kg~】令和3年新米の通販人気ランキング!送料無料で美味しいお取り寄せ!
産地に食べにいく
・こめ太郎
注文を受けてから焚き上げるつやつやのコシヒカリの釜めしが食べられます。
かま炊きめしや こめ太郎 – 南魚沼で味わう釜めし (gorp.jp)
・うおぬま倉友農園
農園のお米で作る1個120円からのおにぎりが購入できます。
コシヒカリで作られてカツカレーは大人気。お米も販売しています。
おにぎり屋 | うおぬま倉友農園 (gokujoumai.com)
・ちゃわんめしたっぽ家
道の駅南魚沼内にある食堂です。
魚沼産のコシヒカリを大ぶりの茶碗にたっぷりと、旬の食材を使ったおかずと一緒に定食で食べられます。メニューは豊富です。ドライブの途中のランチにおすすめです。
ちゃわんめし たっぽ家|お献立 (snow-food.jp)
・南魚沼地区の飲食MAP
塩沢地区・六日町地区・大和田地区の美味しいコシヒカリをたべられる飲食店のガイドMAPを紹介しています。
美味しい南魚沼産コシヒカリを現地で食べる! :: 南魚沼市観光協会【えちご南魚沼いいとこ自慢】 (m-uonuma.jp)
お米の中でも最上級の魚沼産コシヒカリ、もちもちでねばりのある甘さの秘密は、その栽培地域にあるとわかりました。
新米の美味しいこの季節、お取り寄せや産地を訪れてその美味しさを堪能してみたいと思いませんか。
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