冬の寒い時期や、夏でもクーラーが効きすぎて、気温や室温が低くなると、体がこわばり、冷え症も加速して体調も悪くなりがちです。
寝つきが悪くなったり、冷えが痛みを伴ったり、持病が悪化することもあります。
ホント、冷えってイヤですよね。
手指の冷えや、かじかみは、血行不足や寒さによる血管収縮が原因です。
仕事の合間や帰宅してお風呂で体が温まったあとに、簡単なツボ押しをすると、血流が促されて、肩のこわばりなどもほどけ、指先がぽかぽかしてきます。
この記事では、簡単なツボ押しをすることで速攻指先がぽかぽかしてくる方法について解説します。
Contents
冷え性はツボ押しで速攻に効く!
体には様々なツボがありますが、手足などの末端の血行をよくしてくれるツボもあります。
これらのツボ押しことによって、冷え性の辛さを緩和してくれます。
ツボというと素人には難しく、間違えた場所を押したら何か悪いことが起こるのでは?と心配になる方もいるかもしれません。
人体には様々なツボがあり、人によって、日にちによって、こっている場所は度々変わるものです。
今回ご紹介した場所の大体を理解したら、触った感じで固い部分を指圧してみましょう。
こっているということは、血流が悪くなっている部分なので、間違ってしまうことはありません。
冷え性がツボで速攻に効く!【手足の場合】
デスクワークで書き物やパソコン作業を続けていると手の先が冷えてきてこわばってきませんか?
また常に同じ姿勢やヒールなどの靴で足を締め付けていると足先も冷えてきます。
そんなときにすぐ効いて指先がぽかぽか血行が良くなるツボ押しをためしてみましょう!
以下の4つのツボはいずれも刺激することで、自律神経を整えて、血行を良くし、手足の末端をぽかぽかと温めてくれます。
虎口(ここう)・合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の間のへこみのツボです。
反対の手の親指と人差し指ではさみ10回ほどもみほぐします。指先があっという間にぽかぽかしてきます。
指間穴(しかんけつ)
人差し指から小指にかけての手の指の間のつぼです。
両手指を組み合わせ、ぐっぐっと10回ほど握りながら刺激します。指先に血流が促進され温まってきます。
八風(はっぷう)
足の指の間の部分4か所のツボです。
右足は左手の親指と人差し指でつまんでひっぱるようにし、左足は右手で行います。
お風呂に入った時に、足を洗うついでに足指の奥まで、手指をぎゅっと絡ませてマッサージする方法もおススメです。
三陰交(さんいんこう)
脚のうちくるぶしから指4本上の位置で、すねのすぐ脇にあります。椅子に座り、片膝をたて反対の手で上からつかむように持って親指で押し揉みます。
血海(けっかい)
膝の皿の内側で皿から2.5㎝ほど上の大腿骨のすぐ脇、押すと痛みがある場所です。
椅子に座った状態で、両手で同時に両脚のツボを30回程押し揉みます。
冷え性がツボで速攻に効く!【上半身の場合】
指先だけでなく、腕の当たりまでぽかぽか血行がよくなるツボです。
陽池(ようち)
手を反らしたときにできる横じわの真ん中から少し小指よりの場所です。
薬指と中指の骨の交わるあたりにあるへこんだ場所がツボで、左右両方にあります。
反対の手で、挟むように持ち、親指で小さい円を描くように押します。
老宮(ろうきゅう)
手の平を上に向けて握ったときに中指の先端がにあたる部分です。
反対の手の親指で5秒ほど押します。副交感真剣を刺激して血、ストレスの緩和の効果もあります。
上半身の血行も改善してくれるので、首や肩のこりにも効果的です。
使い捨てカイロをあてる効果的なツボ
冷え性に効くツボは揉んだり押したりしても効果的ですが、使い捨てカイロなどで温めてあげてもよく効きます。
温めることでその場所だけではなく、体全体を温めてくれるツボをお教えします。
次髎(じりょう)
腰にあるツボです。お尻の割れ目の上にある平らな骨(仙骨)の少し上にある左右の窪みが次髎のツボです。
関元(かんげん)、丹田(たんでん)
気温や室温の低下を察知して脳が一番体温を守りたいと働きだすのが、内臓です。
おヘソから指4本下の関元は、チャクラの意味での丹田と同じ場所です。体の気が集まる場所で、このツボを温めることで血液が体全体に回り末端の手足まで温まります。
命門(めいもん)と腎愈(じんゆ)
腰の少し下の、お尻と腰の間のへこみが「命門(めいもん)」、その両脇の「腎愈(じんゆ)」というつぼです。
腰には重要な神経や血管が集まるため、ここを温めると、温まった血液が全身に回り、体全体がぽかぽかします。
この3か所の気になるところに貼るカイロを装着しましょう。低温やけどの危険があるので、下着の上から貼ります。
そもそも冷え性の原因は何か知りたいですよね。
以下は、冷え性の原因と症状についてです。
冷え性の原因と症状
寒さを感じると、脳は血管を収縮させて、血流をコントロールします。
皮膚表面の温度を低く保ち、熱が放射されるのを防ごうとします。
そうすることにより、内臓や脳の温度を保ち、寒くても生命維持に必要な臓器がきちんと動くようにします。
そのために手足の先の血液が滞るようになり、末端の体温が下がって冷えを感じることになります。
血行が悪くなる冷え性が進むと、次のような症状があらわれます。
冷え性の症状
「末端の体温が極度に低くなる」
手足などの末端は血管が細いために、特に血行が悪くなります。
血液が行き届かなくなると、指先のしびれ、冷え、痛み、感覚が鈍くなるなどの症状が現れます(これをレイノー現象といいます)。
指先が動きづらくなるために仕事の効率なども落ちたり、症状がひどくなると眠れなったりします。
血行がよくなれば症状は治まりますので、ケアを怠らないようにしましょう。
「筋温が低下して、怪我をしやすくなる」
血行が悪くなると、筋肉の中の血流も悪くなるために筋温も下がります。
筋温が下がると収縮力や柔軟性が低下するために、運動中に限らず、生活全般で怪我のリスクが高くなってしまいます。
「古傷が痛む」
血行が悪くなったり、気圧の変化で交感神経が優位に働くと、古傷が痛むことがあります。
まとめ
冷え性は血行不良が原因です。
今回血行をよくして速攻で冷え性に効くつぼ押しの方法を紹介しましたが、血行を悪くする根本原因から治すことも大切です。
定期的な運動でコリをほぐし、筋肉をつけて血流を良くして、体温を上げるためのバランスの良い食生活を心がけて体温を維持し、体を温めるようこころがけましょう!
冷え性 ツボ 即効
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