赤ちゃんの夜泣きは『子育てで1番最初にぶつかる壁』と言っても過言ではありません。
誰もが「たいがいの赤ちゃんは夜泣きをするものだ」と言いますが、まだ言葉もしゃべれない赤ちゃんが泣いている姿を見ることは、親にとっては心身に大きなダメージとなります。
私も子育てをしていますが、特に長男の時は初めての育児という事もあり、わからないことだらけ…。
とにかく夜泣きをされるのが本当に辛く、夜中に泣きじゃくる赤ん坊を抱きながら自分も泣きました。
出産をしたお母さんの身体はボロボロです。
少しでも身体を休められるよう、3人のママという経験からアドバイスしていきたいと思います。
夜泣きをしないためにはおくるみは効果的?
結論から言うととても効果的です。
おくるみというのは赤ちゃんを包んであげる布の事を言います。
赤ちゃんは約10ヶ月間、お腹の中で過ごしていました。
おくるみで赤ちゃんを包んであげると、お腹の中にいた時と似たような環境を与えてあげられることができるのです。
その環境を与えてあげることにより、赤ちゃんはとても大きな安心感を得られるのです。
おくるみは生まれてすぐ、新生児期から使用してあげることが可能です。
ぜひ新生児期の時からおくるみで包んであげて、赤ちゃんに安心感を与えてあげてください。
おくるみの巻き方について
おくるみの巻き方は様々ありますが、私は1番基本的な巻き方がオススメです。
私は実際120㎝×120㎝の大判サイズのおくるみを使っていました。
①おくるみを広げます。
②自分の位置から見て逆三角形に折ります。この時、頭の部分だけ逆三角形にしてもかまいません。
③おくるみの真ん中あたりに赤ちゃんを優しく寝かせてあげます
(赤ちゃんの顔だけがおくるみから出るように寝かせるのがポイントです)
④赤ちゃんの右腕を曲げて胸の前に置き、優しく抑えながら右腕側の布の角を、赤ちゃんの左の脇の下に入れ込みます
(ぴったりと隙間なく包んであげることがポイントです)
⑤おくるみの下の角を首元まで持っていき先ほど巻いた布に入れ込みます
(入れ込む布の長さが10cmくらいになると思います)
⑥手順④と同じように反対側の腕も優しく抑えながら同様に包んであげます
(もうすでに身体の右側はおくるみで包んであるので、その上からおくるみで包み、最後残った布は、背中の下にしっかり入れ込んであげてください)
以上のように巻き方は非常に簡単ですが、赤ちゃんをしっかり包んであげることが出来ます。
またすごくシンプルなので時間がかかりません。素早く包んであげることはより早く赤ちゃんに安心感を与えられます。
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おくるみとモロー反射について
まれたばかりの赤ちゃんが起きてしまう原因の1つとして、モロー反射があります。
モロー反射というのは、赤ちゃんが手足をびくっとさせて両手を広げる動作の事を言います。
この動作を初めて見た方は、赤ちゃんが何かに怯えて、助けを求めているようにも見えるので驚きます。
しかしモロー反射は生まれた時からする原始反射運動の1つであり、運動機能発達のために欠かせない運動であるため、心配はいりません。
ここで、おくるみとモロー反射は関係あるの…?と思われる方がいるかもしれませんが、とても関係しているのです。
赤ちゃんが起きてしまう原因のモロー反射を、おくるみは抑えてあげることが出来るのです。
ちなみにモロー反射は赤ちゃんが成長し大きくなり、生後4ヶ月ごろには見られなくなっていきます。
モロー反射が起こる、生まれて間もない赤ちゃんをできるだけおくるみに包んで安心感を与え、ぐっすり眠らせてあげてください。
これ、もう持っていますよね?>>メルシーポットを嫌がる子の対応方法!使いすぎるとどうなる?
おすすめのおくるみ
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おくるみにはたくさん種類があります。模様はもちろんですが、生地にもいろいろあって迷ってしまいます。
私が使ってみて1番オススメできるものは綿100%の生地です。
ガーゼ生地や、天然素材のモスリンコットンを使ってあげるといいでしょう。
生まれ赤ちゃんは意外と汗をかきます。綿100%生地のものは汗を吸収してくれますし、身体を温めてくれます。おくるみは洗えば洗うほど生地も柔らかくなります。
おくるみを選ぶ時は模様重視することもいいかもしれませんが、是非使用している生地にも注目してください。
実際におくるみを使用してみた人の感想
私は3人の娘を育てていますが、1人目の時にはおくるみの事を知りませんでした。モロー反射で娘はよく目覚めてしまい、眠りも浅く、よく泣いていたのを覚えています。
2人目の時は、見よう見まねで、おくるみで包んであげていました。しかし巻き方が緩く軽いモロー反射が起きていました。それでも1人目の時よりは寝てくれていました。
3人目の時は市で行っているおくるみタッチケアに参加して、正しいおくるみの巻き方を教えてもらいました。実際に教えてもらった方法で巻いてあげると、上2人と時とは比べ物にならないくらいよくぐっすりと眠ってくれていました。生後4ヶ月位までよくおくるみで巻いてあげていましたが、その後は良く動くようにもなってきたので巻きませんでした。
しかし生後すぐに巻いてあげてよく眠らせてあげていたからか、大きくなっても自分で寝てくれたり、目が覚めても優しくなでてあげるとまた自分から入眠することが出来るようになりました。娘は今9ヶ月になりますが今でも寝かしつけに困ることはありません。本当におくるみはオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
おくるみの効用を侮ることなかれ!ですね。
それまでお母さんのお腹の中で安心していた赤ちゃんにとっては、おくるみをすることによって、再び安心できる環境になるんですね。
是非、夜泣きする赤ちゃんには、おくるみにくるんで、静かにヨイヨイしてあげてください。
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