とても楽しみにしていた子犬との生活。
いざ始まってみると子犬が夜泣きをして困ってしまうことがあります。
原因も分からず、飼い主さん自身も困っているのに飼い主さんの対応しだいでさらにご近所迷惑になってしまってトラブルに発展してしまう場合があります。
大きな問題になる前にしっかりと対応して子犬との生活を楽しめるようにしていきましょう。
犬が夜泣きをして近所迷惑になる前にすること
まずは子犬を迎えることが決まったら、出来れば事前にご近所にそのことを伝えておくと良いですね。
その時に、子犬だから夜泣きしてしまうかもしれないこと、しっかりとトレーニングをしていけばいずれおさまること、ご迷惑をおかけするかもしれず、申し訳ないと思っていることなどを丁寧に説明することが大切です。
わざわざ伝えづらければ、ゴミ捨ての時にすれ違ったり、ちょっと顔を合わせた時に一声かけるだけでもかなり印象は違ってくるはずです。
相手が犬好きな人ならば子犬を紹介しても良いでしょう。
逆に犬が苦手な人には無理に見せたり紹介したりせずに、声をかけるだけにしておくなど相手に合わせて事情や状況を説明することを心がけていきましょう。
マンションやアパートの場合、両隣だけでなく、意外に階下や上の階にもひびいていることがありますからそちらへのあいさつも忘れないようにしましょう。
戸建ての場合は、窓を開けているとかなり遠くまで鳴き声がひびいていることがありますから、挨拶は隣接しているお宅だけにしても、窓を閉めるなどの配慮は必要です。
ご近所の人にとっても、どこの犬が泣いているのか分からない、なんで泣いているのか分からない、飼い主はちゃんと対処しているのか?と思ってイライラするよりも、事前にしっかりとそういった説明を受けていれば意外とあまりイライラせずにすんだり納得してくれたりすることもあるものです。
犬は自分では説明できませんから、まずは飼い主さんが責任を持ってしっかりとご近所さんとコミュニケーションをとり余計なトラブルを避けるようにしていきましょう。
犬の夜泣きでご近所から苦情が来たらまずしっかり謝罪
飼い主としてしっかり挨拶をしたり事情を説明したりしておいても、やはり子犬の夜泣きはご近所にとっては気になるもので、もしかしたら苦情が来てしまうかもしれません。
もしも苦情がきてしまったら真っ先にしなければならないことは、誠意をもって謝罪することです。
心の中では「子犬なんだから仕方ない」とか「まだトレーニングを始めたばかりなのに」とか思う気持ちもあるかもしれないですね。
でも、そこはぐっと我慢してきちんと謝罪しましょう。
ご近所の方だって日中の生活に影響があるほどイライラしていたかもしれません。
苦情を言おうかどうか、相当悩んだかもしれません。
飼い主さんに分かってもらいたくて、言いづらいことを頑張って言ってくれたのかもしれません。
苦情を言うということは言う側だって勇気もいるし気を使うものなのです。
ですから、まずは迷惑をかけたことを謝罪して、子犬も飼い主も一生懸命トレーニングを頑張っているのでもう少し時間をもらえるように頼んでみましょう。
苦情を言われたからといって、決して飼い犬につらく当たることはしないでくださいね。ワンちゃんが泣くのには理由がありますし、対応策もあるのです。
以前、近所の家の新しい犬が夜中に続けて吠えていたことがあったのですが、しばらく経つと声がしなくなったので不思議に思って奥さんに聞くと、
「近所から苦情を言われたから実家に預けた。」
と言われ、『犬も飼い主も可哀相~!』とショックを受けたことがあります。
来たばかりの犬だったので、きっと夜が不安で、母犬も恋しくて泣いているんだなぁと私も布団の中で思っていたのですが。
動物は人間の言葉がわかりませんし、人間もわかりません。多少の犬の泣き声は、「そういうもんだ」と思う近所の懐の深さも欲しいところです。
でも飼う側としては、ご近所にあまり甘えず、前述のように挨拶しておくことをおすすめします。
犬の夜泣きに近所迷惑を避けるためにどう対応する?
ご近所への説明や謝罪はもちろん、子犬の夜泣きにしっかり対応する必要があります。
具体的にはどうしたらよいのでしょうか?
まずはなぜ子犬が夜泣きをしてしまうのか、原因を見つけなければいけません。
子犬の夜泣きの原因をいくつか紹介しますから、当てはまる原因を見つけてしっかりと対応したりトレーニングをしたりして子犬の夜泣きがおさまるように努力していきましょう。
〇体力があまっている
まだ子犬でも家の中だけでは体力が余っているのかもしれません。
日中たくさん遊んであげることで疲れたり満足したりして夜にしっかり寝てくれるようになることもあります。
お散歩に行けるようになったら日中長めにお散歩に行ってあげたり寝る前に少し外を歩いて疲れれば寝てくれるようになることもあります。
〇母犬を恋しがっている
母犬と離れて寂しがっているなら母犬のにおいのついたタオルなどをそばに置いてあげることで安心して寝てくれるようになることもあります。
ブリーダーさんに相談したりペットショップで使っていたタオルなどを使わせてもらえないか聞いてみましょう。
〇落ち着かない、不安を感じている
犬が落ち着くようなベッドやクッション、タオルなどを用意してあげましょう。
電気を付けたまま寝たり、ラジオやテレビを付けたりしてあげると音がすることで安心して寝てくれることもあります。
まとめ
せっかくかわいい子犬を迎えたのに夜泣きでご近所に迷惑をかけたりトラブルに発展してしまったらとても残念ですね。
そうならないために一番大切なのはしっかりとご近所に挨拶することと、迷惑をかけてしまった場合には誠意をもって謝罪することです。
子犬だって好きで夜泣きしているわけではないし、しっかりトレーニングしたり対処すれば夜泣きはおさまります。
子犬は今後10年、15年と一緒に暮らしていく大切な家族ですから、ご近所とのトラブルにならないように飼い主として責任を持ってしっかりと対処していきましょう。
そうやってご近所とうまくコミュニケーションがとれていれば、周りの犬好きな人にはかわいがってもらえるようになったり、不必要に怒られたりすることがなくなって、犬にとってもきっと幸せなはずです。
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