猫の夜泣きが激しいときの原因と対策!やってはいけないことも!

猫の夜泣き、激しく大きな鳴き声には、こちらが寝不足になるし、近所にも迷惑になりますね。

何とかならないか、と布団の中で誰もが思います。

夜泣きの原因は、発情期や環境への不満によるストレスが主なものです。

それらの原因を取り除いても、改善されない場合は、病気や老いが原因かもしれません。それぞれの対応について、詳しく説明しますので、お宅の猫ちゃんの夜泣きの原因が分かったら、叱ることなく、優しく対処してあげてください。

 

⃣猫の夜泣きか激しいときの主な原因

・「発情期で泣いている」

夜泣きといったら、まずは、いわゆる「発情」のサインが考えられます。

メス猫の発情期は一般に春と秋の終わりごろの年に2回ほどあります。

普段では考えられないような大きな野太い声で鳴きます。

オス猫もそれに惹かれるように発情し大きな鳴き声をあげます。

発情期の反応として

 

・大きな鳴き声をあげる

・トイレ以外の場所での排泄、マーキング、スプレー行動

・異常な興奮状態

これらの一連の症状の中で夜泣きがあげられます。

・「さみしくて飼い主を呼んでいる」

生後間もない子猫は自分を守ってくれる母猫や飼い主の姿が見えなくなると寂しさや不安から夜泣きをすることがあります。

また飼い猫の中では成猫になって、昼間のスキンシップが足りずに寂しくて夜鳴きをする子もいます。

・「空腹で鳴く」

朝と夜の2回のご飯が猫を飼っている人には、一般的だと思います。

個体によってはよく食べる猫もいて、夜中に空腹で騒ぐ子もいます。

・「トイレが汚れている」

トイレが汚いととても気にする猫も多いです。

寝る前にトイレが綺麗かどうか、チェックしましょう。

猫の睡眠の習性

猫はもともとよく寝る生き物です。

子猫は1日のうちで20時間、成猫は16時間も寝ます。

ねこの名前の由来も「寝る子」→「寝子」からきています。

動物の行動パターンには「夜行性」「昼行性」「薄明薄暮性」と3パターンありますが、猫は「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」の動物です。

薄明薄暮性の動物の特徴として日中は寝ていたり、大人しくしていて、夕暮れや早朝などの薄暗い時間帯に活発に動く習性があります。

朝方に、よく猫の飼い主が口にする「運動会」と言われるドタバタと大騒ぎの走り回りや、大泣きして走り回る行動は猫にとっては普通のことです。

しかし激しい夜泣きは、何かしらの病気のサインかもしれませんので、普段と違う泣き方なのか?

いつもと違う時間に大泣きしているのでは?

など注意深く観察することも必要です。

猫の夜泣きが普通とは違うほど激しい場合

いつもと違った夜泣き、激しい夜泣きのときに、まず考えられるのは発情期ですが、早期に去勢手術・不妊手術を済ませた猫の場合、もしかしたらと考えらえる病気としては以下のものがあります。

甲状腺機能亢進症

首にある甲状腺から過剰に甲状腺ホルモンが分泌されることにより、体に様々な症状が現れるもので、人ではバセドウ病としてよく知られています。

6~20歳の中高齢の猫に多く、13歳以上の猫の約2割に甲状腺機能亢進症の症状がみられています。

・食欲が増してよく食べるのに痩せていく

・水を飲む量がとても増えて

・性格が活発または攻撃的になった

・以前より昼夜問わずによく泣くようになった

・毛づやが悪くなった

・時々下痢や嘔吐をする

のような症状があります。

認知症・痴呆症

10歳以上の猫にみられる症状です。

聴力や視力が低下した老猫は、不安感から夜泣きをすることがあります。

症状としては以下のものがあります

・うろうろ徘徊する

・トイレ以外の場所での排尿

・餌を認識できなくなる

・夜泣きが増える



猫の夜泣きが激しいときの対処方法、やるべきこと、やっちゃダメなこと

飼い猫の夜泣き対策として、以下の方法がおすすめです。

対処方法

・「発情期で大きな鳴き声で夜泣きする場合」

夜泣きやマーキング、スプレー、異常な興奮などの行動を抑制するためや、希望しない飼い猫の妊娠などを避けるために、早期の避妊や去勢手術を獣医師は勧めています。

手術後は発情期がなくなるため、夜泣きは治まります。

手術後もしばらくはホルモンバランスの崩れから夜泣きが続く場合がありますが、少しすれば治まります。

 ・「寂しくて鳴いている場合」

基本的に夜間は無視します。

「鳴けばかまってもらえる」というクセをつけては、夜泣きは治りません。

昼間のうちに思う存分遊んであげて、夜は可能であれば一緒に寝るなどして、さみしさを紛らわせてあげましょう。

寂しがり屋の猫には以下の対策もおすすめです

・猫の居場所に豆電球をつける。

・飼い主のにおいのついたタオルを寝床に敷いてあげる

・飼い主のベッドで一緒に寝かせてあげる

不安を取り除いてあげて、夜泣きは無視するようにすることが大切です。

 

子猫や成猫の場合、昼間の運動不足や遊び足りないことが原因で夜泣きする場合もあるため、こまめにスキンシップをとる、忙しいときは電動おもちゃなどを活用するなど工夫しましょう。

・「空腹で泣き続ける場合」

空腹で夜泣きをする子にはご飯やおやつのタイミングを変えてあげるのも効果的です。

朝早い時間のご飯、昼に軽めのご飯、夕方にご飯、寝る前の23時ぐらいにおやつ。

このように回数を増やし、規定の量は変えずに複数回に分けてあげると効果的です。

食いしん坊の子には、遅い時間にもおやつをあげるなどしても、夜泣きが収まる可能性もあります。

 

・「トイレが汚れて泣く場合」

寝る前にトイレが綺麗かどうか、チェックしましょう。

自分のにおいが無くなって不安になる猫もいるため、すべての砂を綺麗に変えずに砂を足す程度にする方法など個体よって対処は変わります。

いつでも気持ちよく排泄できるようにトイレの個数を増やす、サイズを大きくするなども効果的です。

 

・「病気が原因で鳴く場合」

甲状腺機能亢進症

・食欲が増してよく食べるのに痩せていく

・水を飲む量がとても増えて

・性格が活発または攻撃的になった

・以前より昼夜問わずによく泣くようになった

・毛づやが悪くなった

・時々下痢や嘔吐をする

 

普段の生活に上記のような症状が複数確認される場合、獣医師にかかり、まずは一般の血液検査で肝臓のALTやALPの数値が高いかどうかを見ます。その後甲状腺ホルモンを測定して病状を確定します。

治療としてはその症状の度合により、獣医師の判断で、食事療法(療法食)、甲状腺薬による内科療法、甲状腺摘出の外科的治療が行われます。

 

「認知症・痴呆症で鳴く場合」

深夜に猫が一点を見つめながら泣き続けるときは認知症や痴ほう症の疑いがあるので動物病院を受診して相談しましょう。

老猫の体力などを考慮して無理のない範囲で、一緒に遊んだり、体をなでたり、話しかけたりとスキンシップとって老猫に安心感を持たせることも効果的です。

冬場は毛布や湯たんぽなどを与えるなどいつもそばにいて優しくしてもらえると、夜は安心して眠ることができるようになります。

やってはダメなこと

・大声で叱る、たたくは絶対にNG

怒鳴られたり、叩かれたりした猫は大きなストレスを抱えます。

夜泣きが止むどころか、ストレスからくる別な症状を発症してしまうかもしれません

・寂しそうだからと別の猫を迎え入れる

猫の性格によっては、警戒心からさらなるストレスを貯めこみ、夜泣きが増えたり、他の問題行動を起こすこともあります。

・寝る前の完璧なトイレ掃除

シートも糞も尿もと完璧にトイレ掃除をすると、自分の匂いが無くなったと不安感を覚える猫もいます。

猫砂を変える、足すだけにして匂いを少し残すようにします。

猫は集団生活が苦手で飼い主に従うなど、しつけには不向きな生き物です。

叱る、しつけるなどで夜泣きをおさえることは、ストレスを増やすだけで効果はありません。

飼い猫の様子をよく観察し、猫にとって安心な環境を整えることが夜泣きを改善する最善の方法です。

 

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